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解決事例
解決事例
これまで、当事務所にご相談いただいた事例・当事務所で解決してきた事例についてご紹介させて頂きます。
※実際の事例を題材としておりますが、事件の特定ができないように内容を変更している場合があります。
相続の限定承認
2023/08/17
相続の際には、「単純承認」「限定承認」「相続放棄」という3つの選択肢が存在します。故人の財産がプラスかマイナスか明確でないとき、相続放棄の選択を検討するか迷うことがあるかもしれません。故人が借金を抱え、相続財産が明らかにマイナスだった場合、相続放棄が適切でしょう。しかし、財産のプラス・マイナスが速やかに判断できない場合もあるので、その際には「限定承認」を選ぶケースがあります。この「限定承認」は、プラスの財産の範囲内でマイナスの財産を受け継ぐため、借金をすべて返済する必要がなくなる制度です。ここでは、「限定承認」について、その特徴やメリット・デメリット、そして「相続放棄」との違いについて、分かりやすく説明します。
相続の単純承認とは?相続放棄・限定承認との違いは?
2023/08/16
相続には「単純承認」、「限定承認」、「相続放棄」の3つの選択肢があります。あなたが相続人になった時、この中からどれか一つを選ばなくてはなリマ戦。何も知らず、そのまま何の手続きもしないなら、「単純承認」を選んだことになります。
単純承認は、相続の選択肢の中で最も広く採用され、多くの人が選択する相続方法です。単純承認すると、故人の全ての財産、プラスあるいはマイナスのものも含めて、相続することとなります。もしマイナスの財産が多ければ、借金の責任も負うことになる場合があるのです。
また、相続人が相続財産の全てもしくは一部を処分した場合など、一定の場合に単純承認を選んだとみなされます。単純承認を選んだとされた場合、限定承認や相続放棄を選ぶことが難しくなります。限定承認や相続放棄を検討の際は注意が必要です。
相続財産の調査方法
2023/08/15
遺産の相続が決まった際は、亡くなった方の「相続財産調査」をしましょう。ここでは、調査方法について具体的に説明します。
相続財産の内容の詳細が分からなければ、相続人全員を集めての遺産分割協議を始めるのは難しいでしょう。また、もし負債を引き継ぎたくないのであれば、被相続人が亡くなった後、相続することを知ってから3カ月以内に相続放棄か限定承認を裁判所に申し立てる必要があります。3カ月を過ぎると、負債の相続を回避できなくなる可能性が出てきます。
なお、「相続財産」と「遺産」という言葉がたびたび出てきますが、これらには意味の違いはなく、同じ意味として理解していただいた問題ありません。
特別受益が認められる遺産分割協議
2023/08/14
相続人の中に特別受益を受けた人と受けていない人がいる場合、これを考慮せずに遺産分割を行うと、不公平感が生じてトラブルに発展することがあるため注意が必要です。特別受益について正確に理解し、遺産分割の際にそれを適切に配慮しないと、後に遺産分割の無効や取り消しを巡る訴訟に発展する可能性もあります。
「お兄ちゃん、お父さんに留学費用の500万円援助してもらっていたよね? それを無視して遺産分割するのは不公平じゃない?」故人が家族の一部に対して思いやりを示して行った行為が「特別受益」に該当することで、相続の際にトラブルが起きることがあります。では、特別受益が存在する場合、遺産分割をどのように進めるべきでしょうか。
特別受益として考えられる例として、遺言によって相続分とは別に遺贈を受けたケース、結婚や養子縁組の費用の支援、特定の子供への学費援助、新しいお店や会社の設立資金の援助、家の建築資金の支援などが挙げられます。
相続人の中に特別受益を受けた人と受けていない人がいる場合、これを考慮せずに遺産分割を行うと、不公平感が生じてトラブルに発展することがあるため注意が必要です。そこで民法では、残された財産と生前に贈与された財産を合算し、その総額を相続財産として、遺産分割の基準とします。このプロセスを「特別受益の持ち戻し」と呼びます。
遺産分割協議:寄与分は認められる?
2023/08/04
「母の介護は自分だけがしていたのに、遺産を平等に分けるのは不公平では?」「父の事業をずっとサポートしてきたので、他の兄弟に比べて遺産を多く受け取れるべきだ」… 被相続人に対して生前尽くしていた人が、法定相続通りに遺産を分けることに対して不公平を感じることがよくあります。このような不公平を感じるケースに対処するために、寄与分という制度が存在します。
寄与分の制度は、特定の相続人が被相続人に特別に貢献した場合、その人の相続財産の額を増加させることで、相続人間の公平を保つものです。この特別な貢献とは、故人の事業への協力や療養看護など、故人の財産の増加に寄与した行為を指します。
相続不動産の換価分割
2023/08/02
相続不動産の換価分割とは何でしょうか?換価分割は、遺産分割の方法の一つで、相続した不動産などを売却し、その売却代金を法定相続人の間で分配する手法です。換価分割は、現物分割、代償分割と並ぶ一般的な方法で、特定のケースで非常に効果的な遺産分割の方法となります。このブログでは、換価分割の具体的な進め方や注意点、相続登記の重要性など、換価分割についての詳細を解説します。相続人間での公平な分割を図りたい方や相続税の納税資金を確保したい方にとっても、参考になる内容となっています。
相続登記とは?基本的な知識と手続きの流れ
2023/07/30
相続登記、聞いたことはあるけれど、具体的に何をするのかよくわからない…そんな方も多いのではないでしょうか。相続登記は、亡くなった人が所有していた不動産の名義を変更する重要な手続きです。このブログでは、相続登記の基本から流れ、自分で行う方法や司法書士への依頼のメリット、そして新しい義務化のルールについても詳しく解説します。相続の際に迷わず、スムーズに手続きを進めるためのガイドとしてお役立てください。
遺言書の検認:遺言書を見つけたらどうする?
2023/07/16
遺言書の検認とは何でしょうか?遺言書の検認は、遺言書の発見者や保管者が家庭裁判所に遺言書を提出し、その存在を確認し、偽造を防ぐための手続きです。しかし、この手続きは必ずしも必要というわけではありません。それでは、遺言書の検認が必要となる状況と、その手続きの流れについて詳しく見ていきましょう。
戸籍収集と相続人の調査
2023/07/15
相続手続きを始める際、最初に行うべきことは、誰が相続人であるかを明確にすることです。多くの場合、相続人は明らかでしょうが、被相続人に認知した子がいたり、実は再婚で前妻との間の子がいるなど、知らない相続人が存在することもあります。もし他の相続人が存在すると、遺産分割協議は無効となり、手続きを最初からやり直す必要が出てきます。また、相続登記や銀行の預金などを払い戻す際には、相続人全員を確認できる資料の提出が必要となります。そのため、早期に調査を開始することで、手続きがスムーズに進むメリットがあります。
手間を省く相続手続き:成功のためのステップと予防策
2023/07/06
相続手続きは、予想以上に複雑で時間がかかるものです。遺産の確認から相続税の申告まで、多くのステップを経る必要があります。さらに、適切な手続きを怠ると、思わぬトラブルを招くこともあります。本記事では、そのような悩みを解決し、相続手続きのスムーズな進行と失敗を防ぐための予防策を詳しく解説します。また、必要な書類の準備方法や提出の手順、専門家の利用メリットについてもご紹介します。相続手続きをこれから控えている方、またはすでに手続き中で困っている方の参考になれば幸いです。